関西ジャニーズJr.出身の7人組グループ、なにわ男子が12日、待望のCDデビューを果たした。大阪・万博記念公演から中継で民放各局の朝の情報番組に生出演した後、チャーター機で大阪から東京へ移動。羽田空港格納庫でデビュー曲「初心LOVE(うぶらぶ)」をパフォーマンスする異例の演出で、報道陣の取材に応じた。

航空機整備のため、当初の予定より1時間遅れで、午後1時10分過ぎに羽田空港にチャーター機が到着。格納庫前に移動し、空港スタッフがドアを開けた。ピンクの衣装を着たメンバーたちが次々と登場し、「おはようございまーす!」と叫び、カメラに向かって手を振った。午後1時17分、道枝駿佑を先頭にして、タラップから地面に降り立った。

1966年(昭41)のビートルズ来日さながらの演出だった。西畑大吾(24)は「本日11月12日、なにわ男子、『初心LOVE』で、CDデビューさせていただけることになりました」とあいさつ。「こうしてすてきなセットを組んでくださって、そして飛行機からという、すごい格好いい登場で、心がウキウキしているんですけど、この日を迎えることができて本当に幸せに思います」と喜んだ。

藤原丈一郎(25)は「気持ち的には本当に、ビートルズさんを味わっているかのようで。“なにわのビートルズ”が今来たよって感じで、すごいテンション上がりましたね」と笑顔。なにわ男子のプロデュースを手掛けている関西ジャニーズの先輩、関ジャニ∞大倉忠義(36)も同乗したという。長尾謙杜(19)は「『ビートルズのように、堂々と格好よく(機内から)出て行け』と言われました」と明かした。

18年秋結成のなにわ男子は平均年齢21・7歳、若い世代を中心に人気を博し、勢いに乗っている。ジャニーズ事務所ではSnow Man、SixTONES以来1年10カ月ぶり、関西ジャニーズJr.からはジャニーズWEST以来7年7カ月ぶりの新グループデビューとなった。