日本初のホラージャンルに絞った一般公募のフィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」の第一回授賞式が26日、都内で行われた。

10月1日~11月30日までの期間で、プロ・アマチュアを問わず、年齢、性別、国籍などの制限をせずに、実写映像作品3分~90分程度の未発表・完全オリジナル新作を募集した。

応募総数104本の中から「大賞」に輝いたのは下津優太さんの「みなに幸あれ」。下津さんは「今回の対象に選んでいただきましてありがとうございます。すごく光栄です」と喜んだ。

賞金20万円に加え、副賞として製作委員会製作による新作長編映画(応募作品のリメーク版または完全オリジナル作品)の監督担当権利が授与された。普段はCMやMVの監督をやっているといい「長編映画に挑戦させていただくということでこれが“下津優太が作った”新しいホラーだと。自分の人生をかけて取り組ませていただきたいと思います」と意気込んだ。

また元乃木坂46の堀未央奈(25)が選考委員として登壇した。

 

◆以下受賞作品一覧◆

★将来性を感じさせる作品に贈られる「審査員特別賞」 平岡亜紀さん「父さん」

★優れたキャラクターが登場する作品に贈られる「豆魚雷賞」 藤岡晋介さん、武田真悟さん「私にふれたもの」

★“オトナ”になる前の荒削りで、劣った、最新の感性とセンスを持つ原石に対して贈られる「ニューホープ賞」 中野滉人さん「closet」

★前例にないアプローチに果敢に挑み、新しいホラー体験を与える作品に贈られる「株式会社闇賞」 三重野広帆さん「招待」

★「配信動画で見たい!! 短編作品」に贈られる「オカルト部門賞」 ヤマモトケンジさん「傘カラカサ」

★映画プラットフォームならではの視点で、観る者が悔しさを「楽しめる」、映画ファンに広く愛される作品に贈られる「MOVIE WALKER PRESS賞」 近藤亮太さん「その音がきこえたら」

★ホラー・アニメション分野への斬新なアプローチを観点に選考された「アニメ部門奨励賞」 ミナセ宗谷さん 「炬燵」