AV男優のしみけん(42)が28日、ツイッターを更新。アダルトビデオ(AV)の出演被害救済に向けた新法の成立による弊害や現場の混乱などを報告した。

新法では、出演者が撮影内容や映像公表によるリスクについて熟慮する時間を確保するため、契約成立から撮影まで1カ月、撮影から公表まで4カ月の期間を置くことを義務付けているが、しみけんはこの“1カ月前契約”によって「AV新法で混乱してるのが『男優のスケジュール』。女優さんと撮影日は決まっても、内容が決まっておらず『しみけんが必要かわからないけど1ヶ月前契約だから一応押さえよう。必要なかったらバラそう。』8月中旬まで"とりあえず"スケジュールを抑えられ、必要なかったらバラされる」という状況が起きているとし、「俺の夏休み…」と嘆いた。

また続くツイートでは「AV新法のおかげで新しいAV男優は生まれなくなりました。1ヶ月前契約なので、信用問題とぽっと出男優の取り下げリスクを考えると…AV新法が改正されるまで、今のAV男優のみで作品を作っていく事になります」と、弊害が生じているとし、「それって…どうなの!?学生役が全員40代になっちゃうよ!!」と悲鳴を上げた。

また新法では、制作者が出演者に対し、撮影の具体的内容等を明記した契約書を渡すことが義務づけられている。しみけんは21日のツイートで「AV新法の成立で、出演者全員が毎回毎回同じ書類を書くことに。そしてAV制作会社は、契約会社状態に。撮影時間よりも、契約してる時間の方が長いんじゃない?笑」と現状を明かし、「“同人AV業界”の人達はちゃんとこれをやってるんですかね?(ウチらは適正AV業界)そこ、頼みますよ」と訴えていた。