アーティストyamaが、横浜流星主演の映画「線は、僕を描く」(小徳宏監督、10月21日公開)の主題歌、挿入歌を担当することが13日、分かった。長編映画の主題歌と挿入歌を担当するのは初めて。横浜の“指名”で抜てきされた。現役大学生アーティストのVaundyが書き下ろした主題歌「くびったけ」で、映画に彩りを添える。

yamaは、SNSを中心に活躍する今注目のアーティストの1人。20年4月にリリースした自身初のオリジナル楽曲「春を告げる」は、ストリーミングの累計再生回数が3億回を突破するなど人気を集めている。今回は、日頃からyamaの楽曲を聴いている横浜が、監督などに「yamaに歌って欲しい」と提案し決定したという。

オファー主の横浜は「主題歌についてプロデューサーの北島さんとお話ししていた時に、繊細で、言葉1つ1つに芯があって、温かい歌声がこの作品にぴったりだと、yamaさんが頭に浮かび、提案させていただきました」と説明した。

挿入歌「Lost」も、映画のために書き下ろされた新曲だ。横浜は「すてきな主題歌、挿入歌で、共に作品に寄り添っていただき、さらに作品に深みが増したと思ってます。主題歌、挿入歌にもご注目いただきながら、ぜひ劇場でご覧ください」とコメントした。

一方、“指名”されたyamaは「主題歌を決める際に横浜流星さんが自分を推薦してくださったと知った時はとても驚きました」と、素直な思いを明かした。そして「すてきな作品に関わることができて本当にうれしいです。ありがとうございます」と感謝した。

主題歌の作詞作曲を務めたVaundyとは、初タッグだ。同曲は、パワフルなドラムから始まる、今までにないスレートなギターロックサウンドに仕上がっている。Vaundyもコーラスで参加している。

yamaは「今までのyamaにはないエネルギッシュな楽曲だったので、レコーディングではVaundyさんに立ち会ってもらいながら納得いくまでトライしました。過去と向き合い、前へ歩み始めた映画の主人公を『大丈夫!』と力強く抱きしめる気持ちで歌いました。応援歌のような楽曲です。ぜひ、映画とともにお楽しみください」と呼び掛けた。