SKY-HI(AAA日高光啓=35)が率いる「BMSG」による音楽フェス「BMSG FES’22」が18日、山梨・富士急ハイランドコニファーフォレストで行われた。

開演の午後4時すぎ、会場には青空ものぞいた。「みんな、晴れてるな~」と7人組ボーイズグループBE:FIRSTが登場すると、会場の1.5万人のボルテージは一気に最高潮に。2曲目「Brave Generation」は、この日出演のNovel CoreやAile The Shotaら総勢15人が集結。SKY-HIも「こんなにイケてるチーム、そんなにないぜ!」と胸を張った。

5年ほど前、「いつか会社をつくり、富士急で同志たちとフェスを開こう」と胸に誓っていた。20年のこの日、自らが代表取締役CEOとして音楽事務所「BMSG」を設立。1億円以上の私財を投じてボーイズグループ発掘オーディションを開催し、BE:FIRSTが誕生。最新シングル「Bye-Good-Bye」のストリーミング再生回数が1億回再生を突破するなど人気グループに成長し、SKY-HIも「そうなるべきだとは思ってやってきましたが、いざ目の当たりにするとあらためて感謝が尽きません」と目を細める。

自分1人だった社員も、今や30人ほどになった。今回のフェスも17日と2日間で3万人を動員。「今そばにいてくれる同志たち、ずっと1人きりでも夢を投げなかった自分、そしてほほ笑んでくれた運命に心から感謝しています」と感慨深げだった。

終盤には、雨も降ってきたが、この日の最後には15人で「New Chapter」を歌って、同社の“新章突入”への思いも込めて、約3時間半のライブを終えた。「少し先の話になりますが、節目の5年目をビッグイヤーにするために、もっともっと大きな、ばかげた夢を見たいと思います。(今回も)『BMSG伝説の富士急でのフェス初回』と呼ばれると思います。これからも人生を賭けて、頑張ります」とさらに前を向いていた。【大友陽平】