発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=94)が26日、日刊スポーツの取材に応じ、科学的に分析した上で体に良い料理を提供している飲食店を認定し、世間に広く紹介する新企画「科学グルメ認定」を開始する考えを明らかにした。半世紀以上にわたって、1日1食の“おきて”を自らに課す中、唯一、食する夕食でのグルメぶりは有名で、「科学グルメ王」として認定のための飲食、調査にも直接、着手するという。

「科学グルメ認定」は、単に味がおいしいというだけではなく「科学に基づいた、体にいい料理であるか」を認定するものだという。中松氏は「従来、グルメ王と称するWさんがいたが、ある理由で失脚したのでドクター・中松に『グルメ王』になったらどうかと言う人がいます」と声を大にした。指しているWが誰を指しているかは明言しなかったが、複数の情報を総合すると、グルメ本を複数、出版するなど芸能界有数の食通として知られながら、20年6月の不倫騒動後、約1年8カ月、活動を自粛した、アンジャッシュ渡部建(50)を意識しているとみられる。中松氏は、渡部に取って代わってグルメ王を目指すのか? と聞かれると「あの方は、過去の人だから…」と不敵な笑みを浮かべた。

中松氏は、42歳から1日1食、夕食しか食べない生活を続け、2005年(平17)には「34年以上、食事の写真を撮り、体調を分析した」として「イグ・ノーベル賞」栄養学賞を受賞した。94歳の今も、その食生活を継続しており、そこで得た栄養学の知見を生かしたいと考え「科学グルメ認定」を思い付いたという。

中松氏は「いわゆる、体にいいもの、と言われる食べ物の中には、伝統的に効果があると言われてきたり、一部の成分に特化して見れば体にいいものの、科学的に分析すると良くない成分も含んでいて、内臓にダメージを与えるケースがある」と説明。その上で「科学的に食物を分析し、体に良い成分、悪い成分を浮き彫りにした上で、本当に体に良い食事を提供している飲食店に『科学グルメ』ステッカーを付与します」と続けた。

中松氏は9月に米国、カナダを訪問した際、現地でも「科学グルメ認定」について関係者に説明し、米国で書籍を出版することが既に内定しているという。書籍といえば、渡部も11月20日に自粛期間中に出版のオファーを受けたビジネス書「超一流の会話力」(きずな出版)を出版しているが、中松氏は「全世界的にやる企画の本なので、次元が違う」と強調。芸能界のグルメ王・渡部に取って代わることに強い意欲を示した。

「科学グルメ認定」は早々に始める予定だったが、ステッカーに使用している自身の公式写真を近影に差し替えることも検討しており、23年新春からスタートする方向で調整を進める。中松氏は「W氏がグルメ王であったり、出版した書籍とは、全く視点が違う。体に良いと科学的に立証した店を認定するのだから飲食店、ユーザーともにメリットは大きいのではないか」と胸を張った。【村上幸将】