清野菜名(28)が、4月スタートのテレビ朝日系ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」に主演することが19日、分かった。

日曜午後10時に誕生する新ドラマ枠で、ABCテレビが制作。清野は昨年3月に第1子を出産後、初の連ドラ出演となる。

愛、家族、人生がテーマの物語。清野は足の不自由な母親を支えるため、休みなくアルバイトを続ける主人公岸田サチを演じる。あるきっかけで出会う2人の女性と友情を育み、行き詰まりを感じていた人生が変化し始める。脚本をNHK朝ドラ「ひよっこ」などの岡田惠和氏が担当する。

新枠の第1弾作品で主演を飾る清野は「新しい枠に1番に挑戦できることをうれしく思います」。私生活では1児の母となり「大きな変化があっての作品。脚本を読んだ時からすてきな作品だと感じたので、緊張を超える楽しみがあります」と、2月のクランクインを心待ちにする。劇中では母を助ける娘を演じ、「母親」という存在についても「強さや愛情など、尊敬の思いも強く感じるようになりました」と心境の変化を語る。また「サチの母は、『子供にツラい部分を見せないでいつも笑顔でいる』という設定で、その部分に関して共感できるようになりました」と話した。

本作では同世代のごく普通の女性を演じ、代名詞のアクションは封印。「最近は普通とかけ離れた役が多かった」と笑わせつつ、「リアリティーあふれる作品は久しぶり」と笑顔で意気込んだ。

日曜はNHK大河、TBS日曜劇場など重厚なドラマ枠が存在感を見せるが、ABCテレビ清水一幸プロデューサーは「毛色の違うものを作っていきたい」とコメント。「日曜の夜に見て、『明日頑張ろう』と背中を押す作品にできれば」と語った。