文化放送の定例社長会見が12日、都内の同社で行われ、4月1日から4時間放送にリニューアルされる「くにまる食堂」(平日午前9時~午後1時)に出演が決定したカンニング竹山(52)と俳優の内藤剛志(68)が意気込みを語った。

両者はパーソナリティーのフリーアナウンサーの野村邦丸(67)の曜日別パートナーとして出演する。月曜日に出演する竹山は「ラジオというメディアが1番ウソのつけないメディア。人間のことがすごく伝わるなと考えています。ありのままの僕でしゃべろうと思っています」と自然体を心がける。「朝この2人の声を聞いたら朝が始まったなと思ってもらえるような番組にできたら」と理想を語った。

内藤剛志(68)は念願のラジオ初出演。関西出身なだけあり「しゃべりすぎとよく言われる」ほどのおしゃべり好きという。「この歳からラジオという新しいことを始めるんです。どっからでも新しいことが始められるぞ、と。それをメッセージにできれば」と語った。

4月期改編は「オトナのホンネ」がテーマ。若手芸人時代からラジオ番組に出演している竹山は「ラジオってちゃんと本音でしゃべれる時代から来て、その後、いろんなメディアが出てきて。余計なこと言うと炎上したりするからお利口さんになった部分があったんだけど。最近一周まわって、ラジオは自分の思ってることちゃんと言おうぜってなった」と空気感の変化を感じたという。「飲み屋でしゃべってるようなこと言うべきだと思う。もちろん常識的な範囲内で。きちっと言えるような番組になればいいなと思います。時には怒られる人もいるかもしれないけど、そのときはちゃんと謝ります。そういうことがちゃんとしゃべれるラジオじゃないといけないのかな、と思います」と考えを吐露。内藤も「いいメディアだと思います、逆に。ラジオドラマって言うメディアもすごく面白い。武器になるメディアだと思います」とラジオの可能性を熱弁した。

文化放送の4月期は、50代以上の“オトナ世代”がターゲット。平日朝から夕方のホワイトゾーンをアップデートし、寺島尚正がパーソナリティーを務める「おはよう寺ちゃん」(平日午前5時~8時)と「くにまる食堂」(平日午前9時~午後1時)の両番組は4月1日からともに4時間に拡大。新番組として「長野智子アップデート」(平日午後3時30分から5時)もスタートする。