宝塚歌劇団星組スター稀惺(きしょう)かずとが12日、兵庫・宝塚バウホールで、初主演公演「銀二貫-梅が枝の花かんざし-」の初日を迎えた。

高田郁氏の人気時代小説を舞台化。15年に雪組バウホール公演として、後の月組トップ月城かなと主演で上演された。脚本は谷正純氏、演出は鈴木圭氏。

仇討ちで父を亡くし、大坂天満の寒天問屋井川屋の主人に銀二貫で命を救われた武士の子が、商人・松吉として成長する姿を描く人情物語。稀惺は松吉が厳しい修行に耐え、数々の困難に立ち向かい、情深い人々に支えられながら成長していく姿、そして、得意先の料理屋の娘・真帆との淡い恋模様を演じた。

稀惺は19年入団の105期生。宙組「オーシャンズ11」で初舞台。星組配属。端整な顔立ちと歌、ダンス、芝居と3拍子そろった実力で人気となった。23年に「1789」で新人公演初主演、25年にはトップ礼真琴の退団公演となった「阿修羅城の瞳」で2回目の新人公演主演を務めた。

公演は27日まで。