テレビ朝日系「報道ステーション」の大越健介キャスターは8日夜の放送で、この日、発生から4年となった安倍晋三元首相銃撃事件に関するニュースを伝えた後、今後も同事件に向き合い続けていくことの必要性を、カメラに向かって口にした。
安倍氏が2022年参院選の応援演説中、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で銃撃され命を落としてから4年となったこの日の放送では、安倍氏をしのぶために設けられた献花台で追悼する人の様子などが伝えられた。安倍氏を銃撃し、殺人や銃刀法違反などの罪に問われた山上徹也被告は今年1月、無期懲役の判決を言い渡され、その後、大阪高裁に控訴しているが、番組では、山上被告と面会や手紙のやりとりを続けている記者の取材内容を通じた、同被告の「肉声」も詳しく報じた。
VTRの後、大越氏は「山上被告との面会や手紙のやりとりを続けている私たちの同僚記者は、事件の動機について、核心に迫ることができたかと思うと、その都度、新たな疑問がわき、取材を重ねることの連続です、と話していました」と述べ、「山上被告自身、事件を一つのストーリーとしてまとめられることを嫌っているということで、そのこと自体、事件の全容を解明することの難しさを物語っています」と、コメントした。
その上で「ただ、仮に時間がかかるとしても、裁判を通じ、我々の取材などを通じて、動機という複雑な意図を解きほぐしていく地道な作業が、今回のような凶悪事件を二度と起こさないための大切な道標になるのだと、私たちは考えています」と語った。



