歌舞伎俳優市川海老蔵(33)が7日、病院を退院し、都内のホテルで会見を行った。海老蔵の一問一答から。

 -今後お酒との付き合いは

 「当分の間は飲もうという気持ちにはならないと思います」。

 -当日飲むに至った経緯、何人と食事、飲酒をしたか。

 「あるお仕事で体を痛めてしまいました。それによって、南座の初日もありましたので、スケジュールをキャンセルさせていただきました。その中で、仕事中にすごくお世話になっているお友達が地方にいるんですが、忙しく会う時間がなかったんですが、たまたま当日に東京にいらっしゃたので「会えないか?」と言われて、「今、会えないです」と思いながらも、体がよかった誘惑もあり、その方々と約束をしてしまいました。夜の11時まで治療をしていましたが、15分に自宅を出まして、30分に約束の場所に着いたとき、6名の方がいらっしゃいました」。

 -殴った人と飲むことになった経緯は?

 「それも捜査中なので申し上げられません」。

 -会員制のビルになぜ入れたのか?

 「経営してる方が知り合いだったんです。11階の方だったと記憶しています。行きつけではございません」。

 -11階の方との関係は?

 「普通の知り合いです」。

 -しゃべりも普通、にらむような表情もあるが、痛みは?

 「痛みがございます。痺れもまだございます。お医者さまが神経を細やかにしてくださいまして、手術、治療に向き合ってくれました。思ったより早く回復していると思います」。

 -介抱していたら殴れられたというのは、普通はありえないと思うが、酩酊状態でもコノヤローってなるのが普通。会見でおっしゃってることは摩訶不思議で、疑問を解決することにならないが、記憶は?

 「その辺は私もわかりません」。

 -11階からの階段に血があったが?

 「逃げる際の記憶は定かではございませんが、必死に階段を下りた記憶はございます」。

 -病室で麻央さんとどんな会話を?

 「やはり今回の事件で生まれ変わらないといけないですねって。がんばっていきましょうと。日々、人としての生死、心の勉強をして、少しずつでも成長するように心がけましょうという会話をした記憶がございます」。

 -あの日の自分に言葉をかけるなら?

 「でかけるのをやめなさい」。

 [2010年12月7日23時44分]ソーシャルブックマーク