衆院解散後、最初の週末を迎えた16日、自民党の菅義偉前首相(72)、小泉進次郎前環境相(40)が自民党候補の応援のため兵庫県入りした。街頭でマイクの握った小泉氏は14日の衆院解散時、恒例の失職する議員たちによって行われた「万歳三唱」に“異議”を唱えた。

「ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい」。衆院解散でおなじみの光景だが、14日の解散時、万歳しなかった小泉氏は「みなさん、万歳三唱をみましたか。解散のときににみんな、万歳を言うんです。なんで言うんですか? 国民のみなさんに大声を出すのをやめましょうと言っているじゃないですか。本会議場でなぜ、大声でばんざーいって言っているんですか」とぴしゃりと言い放った。

万歳三唱には諸説があるが、真相は不明。「私は両腕を上げません。意味が分からない」とまくしたてた。

さらに「国民のみなさんに密はやめましょうと言っているのに、本会議場は密じゃないですか。働いている方にリモートワークを求めているのに、国会は全員が“出社”ですよ。人には求めるけど、自分はやらない。こういう国会を変えなければいけない」と持論を展開した。