こんにちは。先週お伝えした通り、今週のコラムでは、バスラットレオンについてお話をしたいと思います。先週の土曜日に、サセックスSに向けての追い切りをマーフィー騎手鞍上で行いました。

長期滞在での一番の課題は、ニューマーケットのような素晴らしい環境だと馬が放牧気分になってしまうこと。日本で調整するような環境ではないので、気持ちと肉体的フィットネスの負荷など、さまざまなことを試行錯誤します。そして、こちらが考える負荷に合わせた併せ馬を用意するのも苦労します。その中で、現地関係者のおかげでイギリス競馬のオープンクラスの馬と併せ馬を行うことが出来ました。

また、マーフィー騎手に追い切りの騎乗をお願いした理由は、彼が矢作厩舎の調整を理解していることと、日本馬のことをよく理解してくれているためです。矢作先生が指示する調教の負荷を確実に行えるので、調整ミスを防ぐ目的もありました。

追い切りはマーフィー騎手が絶賛する動きで、非常に満足できる内容でした。ここからレースまで約1週間弱ありますが、素晴らしい状態で、サセックスSに挑めそうです。グッドウッド競馬場はイギリス国内の中でも屈指のトリッキーなコースなので、人馬がどこまで対応できるか分かりませんが、レースが非常に楽しみです。そして、今現在世界最高峰のマイラーといっていい地元のバーイード(牡4、W・ハガス)とどこまでやれるか。今後のレース選択にも影響すると思うので、頑張って欲しいと願います。

話は変わりまして、7月9日にジュライCを走ったキングエルメスですが、レース後のダメージもなく、8月7日のフランスドーヴィル競馬場で行われるモーリスドゲスト賞へ向け順調に日々調整されています。

最後に、函館記念を勝ったハヤヤッコは、以前にマーフィー騎手が騎乗したことがあります。ですので、芝での勝利にマーフィー騎手が非常に喜んでいました。彼の中で初めての白毛馬の騎乗がハヤヤッコだったので、非常に印象深かったそうです。今から札幌記念で白毛対決が見られることが楽しみです。日本ではコロナ感染者が増えていますが、イギリスも同様に流行っているよう。ですが、全く規制がなく周囲の人達がコロナを怖がる感じもないので、両国でコロナへの対応がここまで違うのかと感じる日々を送っております。皆様、体調にはくれぐれもお気を付けください。(レースホースコーディネーター)

追い切りで軽快な動きを見せたバスラットレオン(右)
追い切りで軽快な動きを見せたバスラットレオン(右)
追い切りに乗ってくれたマーフィー騎手は好感触でした
追い切りに乗ってくれたマーフィー騎手は好感触でした