トゥードジボンは最初の3ハロンで勝負を決めた。スタートからのラップは12秒5、10秒9、12秒0。松山騎手は外枠からゆっくり先頭に立つと、ある程度ペースを上げて流れを作ってから、再びスローに落とした。この緩急の使い分けがマイペースに持ち込めた要因だ。
他のジョッキーも遅いのは分かっていても、流れが決まると動きにくい。同型馬がおらず恵まれた面もあるが、前半35秒4の単騎逃げは願ってもない。「前半がすごくいい形」(松山騎手)は、この部分を指しているのだろう。あとは仕掛けのタイミングだが、これも絶妙だった。
残り800メートルから11秒9、11秒2、10秒9とペースを上げて突き放しにかかる。スパートするタイミングとしては早いが「よーい、ドン」の瞬発力勝負では、決め手のある馬にやられる。だから早めに動いて後続にも脚を使わせる形を取った。ラスト1ハロンも11秒2。スタートからレースを支配した松山騎手の好騎乗が光った。



