20日に大井1200メートルで争われた2歳新馬戦。2着に3秒0差で圧勝したパープルフォッグ(牝、坂井、父モズアスコット)が衝撃的な時計をたたき出した。1分12秒6。時計のかかる砂になった2023年11月以降どころか、2001年以降でも2歳新馬戦で最速、2歳馬としても2021年ゴールドジュニアでママママカロニが出した1分11秒5に次ぐ。それも向正面を外の3番手、4角を2番手で回り、直線に向いてから抜け出したもの。内容が時計を際立たせた。

「ビビりました」と坂井師。入厩直前に育成牧場の坂路で好時計を出していたこと、砂をかぶせるようにした能力試験の内容からも新馬戦は勝てるだろうとは感じていたそうだが、ここまでとは思っていなかったという。当日はセレクションセールの会場で勝利を見届けていた師。驚きの時計と内容に「周りから『あれは何?』とか『どこのセリ?』とか、めっちゃ声をかけられました」。見初めたのは昨年のサマーセール。師は「ジョッキー時代からお世話になっているフレイバーの尾田オーナーのご子息が初めて持たれるということで、なんとか走らせたい、という気持ちだったので」と喜びもひとしおだ。

次走は「暑いし休養も考えたけど、上がりも大丈夫なので、早いうちに賞金を加算しておくのもいいかなと。このままなんともなければ」と8月17日大井のフレッシュスター特別(2歳一、二組、1400メートル)を予定。その内容で今後を判断するという。【牛山基康】