18年から準重賞となった芙蓉賞。過去8年の頭数は7頭から11頭と少なかったが、28日に行われた今年はフルゲートの14頭が出走した。今年の1着賞金は600万円。昨年から100万円の増額。その効果もありそうだが、川崎2000メートルの3歳戦。この距離を狙う馬も増えたということか。
制したのは船橋のクラムスコイ(牡、米谷)。1周目のスタンド前で2番手に進出すると、2周目の4角で先頭。最後に内から川崎のロックシュガー(牝、鈴木義)に詰め寄られたが、鼻差の接戦をものにした。騎乗した笹川騎手は「勝負根性はあるので、その形に持っていきたかったので。うまくいきましたね。もう少しスタートを決めて流れに乗りたかったですけど、初コースもあって、物見しながらだったので」。並ばせて競り合いに持ち込み、4戦ぶりの勝利に導いた。
これで9戦3勝。米谷師は「体ができてきて普段の調教も動けるようになってきた。それもジョッキーに伝えてあったので、自信を持って乗ってくれたと思います」。ここにきての成長を口にした。優先出走権を得た9月9日川崎の戸塚記念(S1、2100メートル)には「何もなければ」と向かう予定。「本当のオープン馬たちも来るから、そんなに簡単ではないと思いますけど、せっかく取れた権利ですし」。上がり馬が勢いを駆って挑む。【牛山基康】



