14日に大井2400メートルで争われた東京記念トライアルは今年も川崎のグリューヴルム(牡7、内田)が勝利した。
首差の接戦を制した昨年は転入4戦目にして南関東での初勝利。4勝を挙げた中央時代も2勝目が2400メートルだったが、あらためて長距離適性の高さを示すと、今年は1月に大井2600メートルの金盃で重賞初制覇。やはり距離は長ければ長いほどいいのだろう。
今年は1馬身3/4差の完勝だったが、昨年より2秒6遅い2分39秒1の勝ちタイムが相手の違いを物語る。それでも不安がなかったわけではない。昨年の負担重量は56キロだったが、その後に金盃を制した今年は2キロ加重の58キロでの出走。また4連勝の勢いで格上挑戦してきたコスモマガラニカが減量騎手を起用して50キロで出走してきた。その差から騎乗した矢野騎手も「あれに淡々と逃げられたら嫌だなと思っていた」という。結果的に相手が思ったほどペースを上げず、その外を併走した。「併せ馬になれば格の違いで負けないだろうなと」。最後の直線で抜け出すと、そこからは地力の差で相手を引き離した。
昨年の本番は不完全燃焼の4着。脚の使いどころの難しさは相変わらずのようだが「金盃のようなレースができれば」と矢野騎手。9月16日に行われる今年の本番に向け、完勝した今年のトライアルはいい試走になったようだ。【牛山基康】



