香港の2023/24年シーズンが7月14日(日)のシャティン競馬場開催で終了します。
それに先立つ12日(金)には選考委員の投票により決定される年度代表馬、最優秀4歳馬、同短距離馬、同マイラー、同中距離馬、同長距離馬、同グリフィン(香港輸入前に出走歴のない2歳及び3歳馬が対象)、同最高成長馬と、ファン投票によって決定される最高人気馬、最高人気騎手の表彰が行われました。
勝ち鞍数によって決まる最優秀調教師賞(12日現在でD・ング調教師とK・W・ルイ調教師が1勝差を争う)と同騎手賞(Z・パートン騎手が12日現在で124勝で受賞を確定)、地元騎手を対象とするトニー・クルーズ賞(A・チャン騎手が受賞を確定)については最終開催が行われる14日のシャティン競馬場で表彰されることになっています。
受賞人馬は以下の通りです。
<香港2023/24シーズン表彰>
年度代表馬 ロマンチックウォリアー
最優秀4歳馬 ギャラクシーパッチ
最優秀短距離馬 カリフォルニアスパングル
最優秀マイラー ゴールデンシックスティ
最優秀中距離馬 ロマンチックウォリアー
最優秀長距離馬 ファイブジーパッチ
最優秀グリフィン カーインライジング
最高成長馬 カーインライジング
最高人気馬 ロマンチックウォリアー
最高人気騎手 ヴィンセント・ホー
【年度代表馬・最優秀中距離馬・最高人気馬】
ロマンチックウォリアー(セン6、父アクラメーション、K・W・ルイ厩舎)通算20戦15勝 今季成績6戦5勝(勝ち鞍=G1安田記念、G1クイーンエリザベス2世カップ、G1香港ゴールドカップ、G1香港カップ、G1コックスプレート)
香港の中距離に敵なし。香港を飛び出してオーストラリアでG1コックスプレート、日本でG1安田記念を制したロマンチックウォリアーが、年度代表馬、最優秀中距離馬、ファンの選ぶ最高人気馬に輝き、ゴールデンシックスティから香港競馬の顔を引き継ぎました。来シーズンは国内優先を決めているようですが、気が変わってG1天皇賞・秋に来てくれないかな…
【最優秀4歳馬】
ギャラクシーパッチ(セン4、父ワンディナ、P・C・ング厩舎)通算12戦6勝 今季成績12戦6勝(勝ち鞍=G3プレミアプレート、G3ライオンロックトロフィー)
香港ダービーと、G1クイーンズシルバージュビリーカップで2着し、シーズン終盤にG3ライオンロックトロフィー(芝1600メートル)とG3プレミアプレート(芝1800メートル)を連勝したギャラクシーパッチが、G1ウイナーのインビンシブルセージや香港ダービー馬のマッシヴソヴリンなどをおさえて最優秀4歳馬に輝きました。
【最優秀短距離馬】
カリフォルニアスパングル(セン6、父スタースパングルバナー、A・クルーズ厩舎)通算27戦13勝 今季成績9戦3勝(勝ち鞍=G1クイーンズシルバージュビリーカップ、G1アルクオーツスプリント、G2シャティントロフィー)
主戦場としていたマイル路線を離れて、3月のG1クイーンズシルバージュビリーカップ(芝1400メートル)と、初遠征となったドバイのG1アルクオーツスプリント(芝1200メートル)を連勝したカリフォルニアスパングルが、G1香港スプリントなど重賞3勝のラッキースワイネスをおさえて初のタイトルをつかみました。
【最優秀マイラー】
ゴールデンシックスティ(セン8、父メダグリアドーロ、K・W・ルイ厩舎)通算31戦26勝 今季成績2戦1勝(主な勝ち鞍=G1香港マイル)
12月のG1香港マイル(芝1600メートル)を制したゴールデンシックスティが4シーズン連続でマイル王に輝きました。今シーズンはこれとビューティーエターナルの4着に終わった4月のG1チャンピオンズマイル(芝1600メートル)の2戦にとどまりましたが、休み明けの不利を克服して強敵を倒した香港マイルが高く評価されました。チャンピオンズマイル以降もルーティーンのトレーニングは継続されていて、このまま引退か、現役続行かは新シーズンの始まる9月1週目までに決定される模様です。
【最優秀長距離馬】
ファイブジーパッチ(セン6、父キャメロット、A・クルーズ厩舎)通算27戦4勝 今季成績11戦0勝
シーズン未勝利のファイブジーパッチが、シーズンで1勝のラシティブランシュをおさえて受賞しました。ファイブジーパッチはG1チャンピオンズ&チャターカップでレベルスロマンスの2着、G3でも2着が2回ありましたが、勝ち星はなし。このカテゴリーの層の薄さを物語る結果となりました。
【最優秀グリフィン、最高成長馬】
カーインライジング(セン3、父シャムエクスプレス、D・ヘイズ厩舎)通算7戦5勝 今季成績7戦5勝(主な勝ち鞍=G3シャティンヴァーズ)
同一シーズンで最もレーティングを上げたカーインライジングが最高成長馬及び香港輸入前に出走歴のない2歳及び3歳馬を対象とする最優秀グリフィンに輝きました。香港デビューとなった昨年12月にレーティング52でスタートして7戦5勝。シーズン最終戦で重賞初挑戦となった6月のG3シャティンヴァーズ(芝1200メートル)ではビクターザウィナーなどG1馬を倒して優勝。レーティングを111にまでアップさせました。5勝はすべて1200メートル戦です。
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績などは2024年7月12日現在



