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第33回オートレース年間三賞表彰
- SS王座決定戦を制した青山が殊勲賞に輝いた
日刊スポーツ新聞社制定「第33回オートレース年間三賞」は2月16日、新型コロナウイルス感染症対策のため表彰式は行わず、表彰のみを行った。殊勲賞(MVP)は青山周平(36=伊勢崎)が2年連続でつかんだ。技能賞は森且行(46=川口)、敢闘賞は上和田拓海(24=川口)、女子特別賞は佐藤摩弥(28=川口)が受賞。なお、選手はリモートインタビューで答え、森は1月19日に取材した。
年 | 回 | 殊勲 | 敢闘 | 技能 | 特別 |
---|---|---|---|---|---|
88 | 1 | 田代祐一(伊) | 片平巧(船) | 小林啓二(山) | 且元滋紀(川) |
89 | 2 | 飯塚将光(船) | 片平巧(船) | 島田信広(船) | 福田茂(川) 田代祐一(伊) |
90 | 3 | 島田信広(船) | 田島敏徳(飯) | 小林啓二(山) | ― |
91 | 4 | 島田信広(船) | 畑吉広(山) | 岩田行雄(船) | 小林啓二(山) |
92 | 5 | 島田信広(船) | 中畠哲也(伊) | 岩田行雄(船) | ― |
93 | 6 | 島田信広(船) | 高橋貢(伊) | 岩田行雄(船) | 片平巧(船) |
94 | 7 | 島田信広(船) | 高橋貢(伊) | 片平巧(船) | ― |
95 | 8 | 片平巧(船) | 高橋貢(伊) | 田代祐一(伊) | 福田茂(川) 中村政信(飯) |
96 | 9 | 片平巧(船) | 佐々木啓(山) | 小林啓二(山) | 島田信広(船) |
97 | 10 | 高橋貢(伊) | 浅香潤(伊) | 小林啓二(山) | 中村政信(飯) 森且行(川) |
98 | 11 | 高橋貢(伊) | 浜野淳(山) | 高橋貢(伊) | 伊藤信夫(浜) 遠藤誠(浜) |
99 | 12 | 島田信広(船) | 伊藤信夫(浜) | 浦田信輔(飯) | ※中村政信 |
0 | 13 | 高橋貢(伊) | 久門徹(飯) | 浦田信輔(飯) | ― |
1 | 14 | 浦田信輔(飯) | 若井友和(川) | 片平巧(船) | ― |
2 | 15 | 岡部聡(山) | 荒尾聡(飯) | 池田政和(船) | ※広瀬登喜夫 |
3 | 16 | 池田政和(船) | 久門徹(飯) | 木村武之(浜) | ― |
4 | 17 | 高橋貢(伊) | 荒尾聡(飯) | 若井友和(川) | 青木治親(川) |
5 | 18 | 池田政和(船) | 木村武之(浜) | 岡部聡(山) | 秋田敬吾(山) |
6 | 19 | 田中茂(飯) | 青木治親(川) | 浦田信輔(飯) | ― |
7 | 20 | 山田真弘(船) | 武藤博臣(船) | 荒尾聡(飯) | ― |
8 | 21 | 永井大介(船) | 大木光(川) | 高橋貢(伊) | ― |
9 | 22 | 高橋貢(伊) | 岩科鮮太(飯) | 永井大介(船) | ― |
10 | 23 | 有吉辰也(飯) | 金子大輔(浜) | 中村雅人(船) | ― |
11 | 24 | 浦田信輔(飯) | 金子大輔(浜) | 高橋貢(伊) | ― |
12 | 25 | 高橋貢(伊) | 青山周平(船) | 永井大介(船) | ― |
13 | 26 | 永井大介(船) | 青山周平(船) | 中村雅人(船) | ― |
14 | 27 | 永井大介(船) | 青山周平(船) | 浦田信輔(飯) | ― |
15 | 28 | 青山周平(船) | 益春菜(川) | 中村雅人(船) | ― |
16 | 29 | 鈴木圭一郎(浜) | 青山周平(伊) | 中村雅人(川) | ― |
17 | 30 | 鈴木圭一郎(浜) | 荒尾聡(飯) | 永井大介(川) | 岡谷美由紀(浜) |
18 | 31 | 鈴木圭一郎(浜) | 中村杏亮(飯) | 永井大介(川) | 佐藤摩弥(川) |
19 | 32 | 青山周平(伊) | 黒川京介(川) | 鈴木圭一郎(浜) | 佐藤摩弥(川) |
20 | 33 | 青山周平(伊) | 上和田拓海(川) | 森且行(川) | 佐藤摩弥(川) |
※所属は当時。伊=伊勢崎、川=川口、船=船橋、浜=浜松、山=山陽、飯=飯塚。
※特別賞の99年中村政信と02年広瀬登喜夫は特別功労賞、17年以降は女子特別賞
◆選考経過
▷殊勲賞 飯塚オールスターは荒尾聡、伊勢崎オートGPは伊藤信夫、川口日本選手権は森且行、川口SS王座決定戦は青山周平が制して、20年のSG覇者が全て異なった。その中で、優勝回数が突出していた賞金王の青山が満場一致で選出された。選ばれなかった2年連続SG優勝の荒尾、完全復活を遂げた伊藤、日本一決定戦を制した森は、高く評価されていい。
▷敢闘賞 昨年に続き、33期と34期を対象とした。最多31勝の上和田拓海、30勝の野本佳章、優勝2度の中村杏亮と川口裕司が候補に挙がった。川口は4度のフライングが減点材料となった。昨年12月の飯塚34期新人王決定戦を制した上和田が選出された。
▷技能賞 年間最多の85勝を挙げた鈴木圭一郎と、森且行が候補に挙がった。鈴木は事故とフライングがゼロでGⅠは3度、GⅡは1度優勝と申し分ない成績だったが、SG無冠が響いた。スタートを攻めて頂点に立った森が選ばれた。SG制覇後は連日、テレビで放映されてオートレースの認知、理解を増して普及に貢献した。
▷女子特別賞 満場一致で佐藤摩弥に決まった。2年連続でSS王座決定戦のベスト8に進出した。実力をつけてオート界をけん引する存在に上り詰めた。
◆オート三賞とは
1988年(昭63)に創設された。1年間(1〜12月)に活躍した選手を表彰する。表彰対象は原則としてSGの優勝者で、他にさまざまな記録が考慮される。JKAが協賛。受賞者には賞金と表彰状が贈られる。年間三賞はボートレース、競輪も制定されている。
◆殊勲賞 SGの優勝者が対象。SGを複数回優勝するなど、最も顕著な活躍を見せた選手。その年のMVP。
◆敢闘賞 原則としてデビュー5年未満の選手。優勝回数などを総合的に勘案して選出。
◆技能賞 優勝レース、優勝回数、優出回数など、その年の成績を総合的に勘案して選出。
◆女子特別賞 優勝回数、優出回数をはじめ、混合戦で活躍した選手を選出。