日刊スポーツ新聞社制定「第33回オートレース年間三賞」は2月16日、新型コロナウイルス感染症対策のため表彰式は行わず、表彰のみを行った。

川口の上和田拓海が34期初の敢闘賞を受賞した。

昨年は12月飯塚の34期新人王決定戦で完全V、年間31勝を挙げた。「正直、何か賞を取りたいとか考えてもいなかったので、日刊スポーツ三賞に選んでいただいて本当にうれしく思います」。ロードレース出身で、川口のポケバイレースでは鈴木圭一郎や黒川京介とも一緒に戦ったことがある。子供のころからバイクに親しみ操縦性を培ってきた。「実際に選手になると、レースも整備もやりがいがある。2級車では納得の走りができずに不完全燃焼でした」。

今年は、1級車デビューの地元川口で完全V。2級車からの連勝を10まで伸ばした。素質を一気に開花させて最高ハンに上り詰めた。「走法も整備も勉強して、もうワンランク、スキルを高めたい」。今後のオート界を担うスター候補は、グレード戦での活躍が楽しみになってきた。