日刊オートレース担当の海老原実、木村重成、小川将司記者の3人が、20年を振り返りつつ、21年の展望を展開した。

木村重成 昨年はSG全てで優勝者の違う1年でした。

海老原実  やっぱりスーパースター王座決定戦の青山周平VS鈴木圭一郎だね。オート界「BIG2」のせめぎ合いが一番印象に残ったな。

小川将司 自分も、スーパースター王座決定戦の青山は、走りがうまいと思いました。

木村重成 荒尾聡が飯塚オールスターを優勝し、地元でのSG初Vをうれし涙で喜んだのを目の当たりにした。地元愛の強さを感じた。

海老原実  20年は伊藤信夫、森且行のSG制覇と、年齢的にベテランの域に入りつつある選手が多く活躍したのは、おじさん記者にはうれしいね(笑い)。

小川将司 森の日本選手権優勝は、さまざまなメディアで報じられたけど、自分も川口所属選手に愛着があるし、うれしかったなぁ~。

海老原実  MVPの青山はSS王座戦だけに限らず、スーパーハンデで4節連続Vはすごいのひと言。川口記念では、永井大介や中村雅人の10メートル後ろから優勝は素晴らしかった。今年もオート界の中心だね。

小川将司 女子では、やはり佐藤摩弥ですね。2月G2若獅子杯争奪戦は好タイムで逃げ切り、能力の高さを感じさせました。

木村重成 可能性という点では、上和田拓海を筆頭とした34期生も楽しみ。昨年は2級車だった彼らも、今年は1級車。各地で好走していて、「34期旋風」を巻き起こして欲しい。