日刊スポーツ新聞社制定「第33回オートレース年間三賞」は2月16日、新型コロナウイルス感染症対策のため表彰式は行わず、表彰のみを行った。技能賞は森且行が受賞。選手はリモートインタビューで答え、森は1月19日に取材した。

日刊オート三賞は97年特別賞に続く2度目。決め手は昨年11月、第53回日本選手権での優勝だった。デビュー23年4カ月の史上最も遅いSG初制覇と、劇的な形でもぎ取った。

「オートレース70周年という記念すべき年に日本選手権を取れて、本当にうれしく思っています。まあ、自分自身ではちょっと(SG制覇を)諦めかけていたんですけど、ファンの皆さんたちが諦めずに応援してくれたおかげで優勝できました。まさかの展開で自分でも、ものすごくびっくりしているんですけど、諦めなければいつかチャンスは来ると思ってオートレースをやってきたんで、このチャンスをつかめたことが、去年の一番の思い出」。

正月にうれしい再会もあった。「それとプライベートかな、今年1月1日に仲間3人(稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾と出演したAbemaTV「7・2新しい別の窓 元日スペシャル」)に会えた。元旦早々、3人に会えてすごい、うれしくて」。

そんな矢先の1月24日、飯塚G1最終日11Rで落車負傷。骨盤、腰椎骨折で3度もの手術。全治は約1年の長期療養とみられている。アクシデントを乗り越えての復活劇を、ファンは待っている。