佐藤水菜(24=神奈川)が逃げ切り、ネーションズカップ連続金メダルの力を見せつけた。特別レース優勝は22年8月西武園のガールズドリームレース以来、通算5度目。

これが世界の実力だ。直前のエジプト・ネーションズカップ女子ケイリンで2大会連続の金メダルを獲得。世界で勝てれば国内に敵はいない。児玉碧衣が真後ろからまくったが「並ばれてから4分の3周は全開で踏んだ」と、かつてのライバルを突き放した。

ガールズケイリンでは「今年こそ勝率100%」と無敗宣言。競技でも「アジア選手権(6月・マレーシア)で(ケイリンの)チャンピオンを守って、世界選手権(8月・英国)で優勝できるように」と高い目標を掲げていた。【村上正洋】