地元期待の大竹歩(30)が、準決10Rを豪快まくりで2着突破した。道中は3度もけん制に遭って苦しい流れだったが、力で克服した。「3度のブロックはかなり効いて、厳しい戦いだったけど、後ろの市田(佳寿浩)さんを信頼して仕掛けました」と興奮気味に話した。S級初優勝を目指した8月の当所F1では、準決で失敗しているだけに「あの悔しさを晴らしたことが大きい」と胸をなで下ろした。決勝は大竹の前で駆けることを志願した藤井昭吾に断りを入れての自力戦。「人の力を頼るのではなく、自力で初めての優勝を狙いたい」。頼れる市田佳寿浩の援護で、悲願達成なるか。