菊池竣太朗(21=静岡)が地元の大先輩・渡辺晴智とのA&Sダブル優勝に王手をかけた。

 準決4Rは打鐘から仕掛けて先行。3番手に入った赤塚悠人の追い込みにこそ屈したものの、番手の山田和巧を連れて2、3着に入った。

 常葉菊川高の6番ライトとして甲子園でベスト16まで勝ち上がったスポーツエリートで、父は元S級の菊池通晃氏(引退)というサラブレッド。

 師匠は父だが、練習は渡辺に面倒を見てもらうことが多く、「今回は(渡辺と同配分で)デビュー以来一番緊張している開催です。予選は(内容が)駄目だったけど、今日は修正できた。決勝も頑張りたい」。10Rは同県の先輩3人を引き連れて風を切り、11R・S級決勝の“師匠”にいい流れをつなぐ決意だ。