永島昭浩「スーパーゴォ〜ル」

PKとFKだけ 攻撃に違う引き出し必要/永島昭浩

<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本2-0キルギス>◇F組◇14日◇ドレン・オムルザム

結果だけを見れば日本の完勝だったが、PKとFKによる得点だけ。特に後半は有効な攻撃を見せられずに終わった。

日本対キルギス 新ユニホームで集合写真撮影を行う日本代表の先発メンバー(撮影・横山健太)
日本対キルギス 新ユニホームで集合写真撮影を行う日本代表の先発メンバー(撮影・横山健太)

例えば劣悪なピッチだったが、逆手に取ればペナルティーエリア内だとキックフェイントを使えば、相手守備をかわしやすい状況だった。しかし、そんな工夫はほぼなかった。永井は直線的な俊足を、南野もスルーパスに抜け出す技術を披露したが、欲をいえば試合を決める3点目がほしかった。試合中に肌で感じ、違う引き出しでゴールを決めるくらいの、ふところの深さが攻撃陣には必要だ。

一方で守備陣の安定感は抜群だった。焦らないから不用意なファウルはない。ファウルを与えたとしても、危険なエリアではなかった。すべて計算済み。3列目の柴崎、遠藤が相手の攻撃の芽を確実につむから、背後の吉田や植田も余裕を持って守れる。組織戦術が成熟し、予選4試合で無失点は胸を張っていいだろう。(日刊スポーツ評論家)

 ◆永島昭浩(ながしま・あきひろ) 1964年4月9日、神戸市生まれ。御影工から83年に松下(現G大阪)入り。清水、神戸で活躍。J通算165試合65得点。日本代表Aマッチ4試合出場。

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