ベルギー遠征中の日本代表FW原口元気(26)が、23日の国際親善試合マリ戦(リエージュ)で1年4カ月ぶりの得点を狙う。

 16年11月のサウジアラビア戦で日本史上初のW杯最終予選4戦連発を遂げた後、得点から遠ざかるが、出場機会のなかったヘルタから今年1月にドイツ2部デュッセルドルフに移籍して上り調子。

 攻撃の中心として出場試合を6戦全勝に導いており「すごく調子いいんすよね。ボールも集まるし、攻撃に集中できているし、すごく感覚がいい。ゴールを決められると思っている」と自信を見せた。

 今回は乾貴士が外れ、クラブで同僚の宇佐美貴史と初選出の中島翔哉と左FWの定位置を争う。「貴史はいつも一緒にやっているので力は分かっている。翔哉は完全に『はじめまして』だったけど、見ていて新鮮だし、質が高い。その中で突破し切る、得点を決め切るところで違いを見せた選手がW杯に行ける」と闘志を燃やした。

 一方で冷静に「アピールは大事だけど、ここでハットトリックしても、その後にクラブで試合に出なければ監督は呼んでくれない。かと言って、ここがダメでもいけない。ずっと継続していくしかない」とも話した。初のW杯まで残り3カ月。安定したパフォーマンスを見せていくしかない。