森保新体制となった日本代表(世界ランキング55位)が注目の初戦を迎える。

コスタリカ戦の予想先発メンバー(4-4-2)は、GK東口順昭(ガンバ大阪)、DFラインは左から車屋紳太郎(川崎フロンターレ)槙野智章(浦和レッズ)三浦弦太(ガンバ大阪)室屋成(FC東京)、ボランチは左に青山敏弘(サンフレッチェ広島)、右に遠藤航(ベルギー1部シントトロイデン)、左MFに中島翔哉(ポルトガル1部ポルティモネンセ)、右MFに堂安律(オランダ1部フローニンゲン)、2トップは南野拓実(オーストリア1部ザルツブルク)と小林悠(川崎フロンターレ)。

ワールドカップ(W杯)ロシア大会を戦ったヨーロッパの主力組は呼ばず、今回は若い選手を意図的に起用しての一戦だ。そのW杯には選ばれなかったリオデジャネイロ五輪世代の南野、堂安、中島といった生きのいいアタッカーたちの躍動に期待がかかる。

今回の合宿中、評価を高めているのが南野だろう。紅白戦ではボールを失う場面がほとんどなく、持ち前のボールテクニックに加え、体のキレの良さが目立つ。積極果敢な仕掛けからフィニッシュに持ち込むプレーが見られそうだ。加えて南野とは小学生時代(ゼッセル熊取)からの親友、室屋も右サイドバックでの出場が濃厚。互いの自宅は5分という幼なじみ。その室屋のクロスからゴールする場面もありそうだ。

今回初陣となる予想スタメン11人の国際Aマッチ出場数は合計81試合。W杯に向けた西野ジャパンの初陣となったガーナ戦が合計616試合だっただけに、そのフレッシュ感は“半端ない”。

また、地元大阪に縁の深い選手がそろった。ゴールマウスに立つ東口とセンターバックの三浦はG大阪コンビ。南野、堂安、室屋と大阪出身の選手もおり、鼻っ柱が強そうなコテコテ感がただよう。

森保監督からの「思い切ってプレーしてほしい」の言葉通り、ロシアとはまた違った魅力を大阪で見せてくれそうだ。