【釜山(韓国)9日=松尾幸之介】東アジアE-1選手権に臨む日本代表は今日10日に初戦の中国戦を迎える。9日は開催地の韓国・釜山で開幕会見が行われ、森保一監督(51)が3大会ぶりの頂点奪取を誓った。

13年の大会制覇以降、直近2大会の優勝は韓国に奪われた。日本開催の前回17年大会では先制しながらも4失点で大敗。森保体制では東京五輪世代で臨んだ18年アジア大会決勝でも延長戦の末に敗れるなど、韓国に苦汁を飲まされてきた。森保監督にとっては現役時代にも何度も対戦してきたライバル。質疑応答では韓国人記者からそのことを問われると「韓国とはいつも非常に激しく厳しい試合になっている。今回も勝つためにファイトして、しのぎを削り、日本のサッカーの成長につながるようにできれば」と意気込んだ。

チームはこの日、冒頭15分のみ公開で調整を行った。今大会は東京五輪に臨むU-22日本代表世代から12人を選出するなど若手中心の構成。アジア大会決勝の韓国戦に出場し、今回初のA代表選出となったMF遠藤は「代表ではどんな内容でも勝たなければ。甘い考えは通用しない」。まずは大事な初戦で中国に勝ち、最終戦の韓国戦まで勢いを持って駆け抜ける。