日本サッカー協会は20日、東京・文京区のJFAハウスで20年の年間スケジュールを発表した。7月23日からの東京オリンピック(五輪)に出場するU-23日本代表は兵庫・淡路島で直前合宿を行う。

東京五輪中は酷暑が予想される。直前合宿地と試合会場の気候差もあって1分け2敗で1次リーグ敗退した14年ブラジルワールドカップ(W杯)の経験も踏まえ、涼しい場所を回避。気候面に加え、02年W杯日韓大会でイングランドがキャンプ地にするなど施設も整う淡路島を選んだ。目標の金メダルへ、着実に歩を進めていく。

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悲願成就へ、万策を尽くす。東京五輪世代のU-23日本代表は、1月8日からのU-23アジア選手権で勝負の20年の幕を開ける。森保監督は「17年12月にチームが立ち上がり、活動を振り返っても確実に積み上げはできている。東京五輪で金メダルを目指している。最善の準備をしてベストを尽くして戦っていく」と言葉に力を込めた。

酷暑の大会への対策も講じる。予選未勝利で敗退した14年W杯ブラジル大会は会場の高温多湿も壁となった。東京五輪も暑さへの順応が鍵。スタッフが各地を調査し、6月でも30度前後の気温を示す兵庫・淡路島を直前合宿地に選んだ。

同地は02年W杯日韓大会で「ベッカム様」ことデビッド・ベッカムがいたイングランド代表が使用した。17年5月に韓国でU-20W杯が行われた際にも同イングランド代表が再び事前合宿を実施。施設面の良さは世界の強豪国の折り紙付きだ。開幕直前の7月17日にはキリンチャレンジ杯を同じ兵庫県内のノエスタで行うことも決定。暑さに順応しつつ金メダルへの総仕上げの一戦を迎えるには淡路島はうってつけといえる。

代表の招集方法も五輪モードを加速させる可能性がある。3月と6月には両代表の活動が重なる。11月のキリンチャレンジ杯でMF久保(マジョルカ)とMF堂安(PSV)を五輪代表に専念させるなど、複数チームを編成してW杯アジア2次予選に勝利した。来年3月について、指揮官は「選択肢として専念させる、別々に活動するということはこれまで通り考えて、ベストの選択をしていきたい」とプランの1つに据え、万全の策を練る。

五輪世代を含め70選手も国際Aマッチで起用するなど「融合」と「進化」への礎を築いた19年を終え、20年を迎える。A代表は8年ぶりに埼玉以外でホームのW杯予選を戦うなど環境の変化はあるが「個(の力)を上げてもらうことを促しながらチームとしての連係連動を深めていけるよう、お互いの良さを出せるようにしていきたい」と、まずは地力アップに主眼を置いた。勝負の年を、実り多き1年にする。【浜本卓也】

◆14年ブラジルW杯 事前合宿地は米タンパ近郊、ブラジルの拠点はイトゥと、さほど暑くない場所を選んでコンディション調整を図った。ザッケローニ監督の下、FW本田、FW岡崎、MF香川らを軸に臨んだ6月の本大会では、試合会場の高温多湿に苦しめられた。初戦コートジボワールに1-2、ギリシャには0-0、コロンビアに1-4と完敗。1分け2敗でグループリーグ最下位に沈んだ。