サッカー日本代表GK権田修一(33=清水)が14日、日本サッカー協会(JFA)の「ゴールキーパープロジェクト」の一環で行われたオンラインイベントに出席した。

この日は「国際ゴールキーパーの日」として、世界的に提唱されている記念日。「ゴールキーパーを語ろう~権田選手の道のり~」と題して、幼少期からの歩みを振り返りながら、小中学生からの質問にも答えた。

約1時間のイベントを終えた権田は「もっともっとゴールキーパーの地位を向上させていきたい思いがある。子どもたちから人気がある、やりがいがあるポジションになっていけばいい」と振り返った。

得点を生み出すFWなどに比べ、なかなかスポットが当たりにくいポジション。日本代表としてゴールを守り続けてきた身として、ゴールキーパーの楽しさや魅力をもっと知ってほしいという思いがある。

今月初めにはW杯の組み合わせ抽選会が行われ、日本はスペインやドイツと同じE組に決定。「同じ組のゴールキーパーがそうそうたるメンバー。そこに僕の名前があるのが、相当なモチベーションになった」。 難しい戦いも予想されるが、日本のサッカー、そしてゴールキーパーというポジションが注目されるチャンスだと捉えている。「大丈夫か?と言われるのは、100も、1000も承知。このグループを抜けられた時の日本サッカーの盛り上がりはすごいと思う。それを見たいなと思いました」。チームの決勝トーナメント進出のため、日本でのゴールキーパーの地位向上のために。強敵を恐れずに、懸命に守り続けるつもりだ。