【ドーハ24日=佐藤成】日本(FIFAランキング17位)がインドネシア(146位)を3-1で退け、組2位で決勝トーナメント(T)に進出した。2得点のFW上田綺世(25=フェイエノールト)がPK場面を振り返った。

自ら獲得したPKを蹴る前、両手でボールを持ち、祈るように額に押し当てた。セットして、力強くゴール右上に決めた。得点前の動作について「ルーティンみたいなもんですね」と明かした。

そこに込められた意味を問われると、「ルーティーンに深い意味があるかどうかは、ちょっと説明難しいですけど、意味のないルーティーンはないです。ただ、例えば、前回の試合がどうだったとか、決めたいとか、そういうことじゃなくて、ルーティーンは自分自身の中に意味を持つものだと僕は思っている」と説明した。

バスケットボールのフリースローやラグビーのコンバージョンキックなどでもルーティーンを取り入れる選手は多い。決勝トーナメント進出がかかる大事な試合の序盤。緊迫する場面で、自分を保つために必要な作業だった。「自分が試合というイベントに向かうにあたって、プロとしてのモチベーションとか、自分自身をコントロールするためにも僕はすごく大事なことだと思うし、それはいろんなスポーツで言えることだと思う」と持論を展開した。

ルーティーンの効果もあってか、見事に先制点を奪った。「勢いを持たせられるというところが、フォワードだったりとか、前の選手は攻守両面においてあると思う」。その言葉通り、後半にも2得点に絡む活躍で、チームを勝利に導いた。