なでしこリーグ仙台の会見が、食の名物PRの場と化した。1日、チームは仙台市内で新加入選手会見を行い、5人がまずは自己紹介した。

 常盤木学園高(宮城)から入団した、徳島県出身のU-19(19歳以下)日本代表DF市瀬菜々(18)が第一声で「高校3年間で好きになったのは、ずんだシェークです」と笑いを誘ったのがきっかけだった。

 その後の報道陣からの質問には、他の4選手が仙台名物の牛タンを話題にし、浦和から移籍したMF岸川奈津希(24)は「タン塩が好きなんですけど、仙台の牛タンを食べた時、すごく分厚くておいしくて。こっちではたくさん食べられる」と大歓迎した。

 市瀬の高校の先輩で、INAC神戸から加入したDF平田美紀(20)は「高校の時、親と(専門店の)利久に行きました。利久以外の店にも」と店舗開拓にやる気満々。W杯カナダ大会準優勝メンバーで、昨季まで新潟に在籍したDF北原佳奈(27)は「仙台での試合後はチームバスで帰らず、牛タンを食べに行ったこともある」と“秘話”を披露した。

 昨季の年間2位から初優勝を狙う千葉泰伸監督(44)は「牛タンを食べて、頑張ってもらえればいいと思います」と、新戦力に本気? で「食パワー」を求めていた。