左太もも痛を抱える川崎FのFW大久保嘉人(33)が10日の鳥栖戦に向け、順調な回復をアピールした。

 チームは6日にナビスコ杯新潟戦(アウェー)で5-0と快勝し、7日は神奈川・川崎市内に戻り、軽めの調整を行った。

 新潟戦でベンチ外だった大久保はこの日は強雨の中、ピッチに出て黙々とシュート練習に励んだ。6日もフルメニューをこなしたことを明かし「足も言うことを聞いてくれている。うれしい。明日(8日)の紅白戦でどれだけできるか楽しみ」と話した。

 前節鹿島戦はベンチスタートで約30分の出場だったが「もっと出場できるのは間違いない」と手応えを口にした。

 今季公式戦は、リーグとナビスコ杯を合わせ、8試合で18得点。同じ神奈川に本拠地を置くプロ野球DeNAは、6日の時点で直近8試合で17得点にとどまり、DeNAファンがSNSで「8試合の得点がフロンターレに負けている」と嘆くほど、攻撃が好調だ。大久保は「同じ神奈川だし、ラミちゃん(ラミレス監督)にも頑張ってほしいね」とエールを送り、チームの攻撃力にも「まだまだ。もっと最後の精度を挙げられるし、サイドからのクロスが合えばもっと上にいける」と貪欲だった。