磐田はホームで大敗を喫した。

 5試合ぶりに先発して1トップに入ったFW斉藤和樹(27)はシュート0本で無得点に終わった。熊本地震で大きな被害を受けたJ2熊本で昨季まで5年間プレーしており、思いを持って試合に臨んでいた。

 前半36分には、MFアダイウトン(25)のパスをゴール前で受けたが、DFに囲まれてシュートまで持ち込めなかった。

 GKやDFに積極的にプレスをかけてボールを追ったが、得点にからむことはできず、後半26分に交代して退いた。

 熊本時代の知人の家にも大きな被害が出ており、避難生活を余儀なくされている人もいる。「自分ができることは、サッカー選手としてプレーすること。(得点の)起点にもなりたかったけど、結果がともなわなくて残念」と話した。