名古屋が負けた。前半は1-1だったが、力の差は歴然。後半に3失点した。

 前半にスーパーミドル弾を決めたFWロビン・シモビッチ(24)の得点力は光るが、そのシモビッチを生かすような攻撃の連動性を欠き、守備もお粗末。これでは宝の持ち腐れ。

 「もちろんゴールは決めたいが、とにかくチームに貢献したい」。身長2メートルのFWは慣れないJリーグで奮闘中。この姿勢と得点力を何とか勝利につなげたいのだが…。

 そのシモビッチは惨敗のショックからか、会場を出るとすぐ目の前に止まっていた浦和のチームバスに向けて歩き出してしまった。すぐ関係者に間違いだと教えられ、しっかりと名古屋のバスに乗り込みスタジアムを後に。事なきを得た。