横浜が2戦連続の3-0勝利で、川崎Fと並んで第2ステージ首位をキープした。

 前半38分、MF斎藤学(26)が中盤でボールを受けると、得意のドリブルで前進。相手守備陣2人を振り切り、ペナルティーエリアに入ると、右足を振り抜いてゴール右へ突き刺した。後半3分には、MF中町公祐(30)からパスを受けたFW富樫敬真(22)が体勢を崩しながらも左足でシュートを放ち、2点目。同48分、FW伊藤翔(27)が斎藤のパスをダイレクトでシュートし、3-0とした。

 2試合連続で無失点。守備陣の安定も好結果につながっている。それでもDF中沢佑二(38)は満足していなかった。ホームで序盤、チームに落ち着きがないことを挙げる。「試合前から、しっかり立ち上がりから行こうと話していたけど、20分くらい攻守ともにバタバタしてた。マリノスがちぐはぐで、守備もボールの取り所がなかった」。開始15秒でシュートも浴びており「結果だけ見れば良いけど、内容は良くない」と反省する。それでも「未熟だからこそ慢心することなく練習に取り組める。厳しい戦いもしながら、少しずつ(状態を)上げていければ」と第2ステージでの巻き返しを誓った。