磐田は4日、加藤久GM(60)が今季限りで退任すると発表した。

 J2降格が決定した後の13年12月に就任。3年間に渡って、強化や育成に携わっていた。また今年7~8月に開催された磐田U-12国際大会の開催にも関わるなど、ホームタウンとのつながりを重視していた。

 クラブを通じ「これまで磐田のスタッフの皆さん、地域の皆さんとともに仕事をさせて頂きましたことに、まず心から感謝申し上げます。苦しい時期が続きましたが、終わってみればあっという間の3年間、フットボールクラブのあるべき姿を考えさせられる毎日でした」とした。

 チームがJ1残留を決めた3日の最終戦アウェー仙台戦(1-0)では、ベンチ裏で試合を見守り、勝利後はスタッフ陣と笑顔で握手をかわしていた。「今シーズンも苦戦の中、多くの皆様のご声援のおかげで、昨日J1残留を確定することができました。現場にエネルギーを与えてくださった皆様には、本当に感謝しております。これからは、磐田に再び黄金期が訪れることを遠くから祈念させて頂きます」とコメントした。