磐田の名波浩監督(44)らが、18日に沖縄・宮古島市で行われる「奥大介プレゼンツ 宮古島ドリームマッチ」に出場することになった。14年10月に、同島での交通事故で急死した元日本代表MF奥大介さん(享年38)の遺志を継ぎ、奥さんと交流のあった選手が1日限りの「Jドリーム」チームを結成。伊良部カントリーパークで、午後1時から宮古高、宮古工業高と試合(30分×3本)を行う。入場は無料。午前中には、サッカースクールも行われる。

 出場選手は、磐田の鈴木秀人ヘッドコーチ(42)、J3昇格を決めたアスルクラロ沼津のFW中山雅史(49)、元磐田のMF福西崇史氏(40)、元浦和のMF山田暢久氏(41)ら奥さんとプレーした仲間が集結。さらにJ1復帰を決めた札幌のMF小野伸二(37)ら、現役選手も参加する予定だ。名波監督は「大介を思う仲間が集まって、宮古島で大介が大好きだったサッカーを楽しくできればと思います」と話している。

 昨年は、奥さんが生前から夢見ていたサッカースクールを実現させようと友人や同級生の有志が集結し、名波監督らが参加してサッカースクールが行われた。地元の子どもたち約300人と触れあい、名波監督は「毎年、できるようにしたい」と継続を誓っていた。奥さんの思いを形にするため、2年連続で宮古島に足を運ぶ。