J1ベガルタ仙台は18日、20日アウェー横浜F・マリノス戦に向けて、紅白戦などで調整した。

 リーグ戦2連敗中だが、横浜には敵地でリーグ戦通算5勝1敗3分けで、J1再昇格の10年以降は無敗。好材料に渡辺晋監督(43)は「ポジティブに捉えたい。(ルヴァン杯も含めた)5月の残りの3ゲームは大きなゲーム。勝ち点3を取りたい。アウェーですから手堅くゲームを進める。目の前の試合に勝つ」と誓った。

 今季初の逆転負けを喫したアウェー大宮アルディージャ戦(14日)を「自滅なんで」と評した。イージーなミスから、相手に勢いを与えてしまったことを反省し、「1-1でゲームを終わらなければいけなかったですし、1-0で終わらなければいけなかった。相手どうこうではない。逆に言うと、修正しやすい」と自信を見せた。

 ただ改善するべきところは改善する。リーグ10試合を終えて、「ボックスの中での攻撃と守備(のデータ)がきわめて低い」と、ペナルティーエリア内でのプレーの修正を目指す。そこでこの日は紅白戦前に「両ボックスに特化した」ミニゲームを行い、「意識の向上」を期待した。

 主力組には大宮戦後、2日間のオフを与えた。「リフレッシュしている」と好感触。3連敗阻止へ、全力でぶつかるだけだ。