鹿島アントラーズが“ブラジル人三役そろい踏み”で最下位のアルビレックス新潟に2-0と勝ち、3位に浮上した。大岩剛監督(45)就任後、天皇杯を含め公式戦4連勝となった。

 後半12分のCK、FWペドロ・ジュニオール(30)が、DF山本脩斗(32)のヘディングシュートのこぼれ球に鋭く反応して左足で押し込み先制。同30分にはMFレアンドロ(24)がペドロ・ジュニオールのパスを、GKの動きを見てフワリと浮かす技あり弾で突き放した。5月14日の神戸戦(カシマ)で右膝半月板を損傷し、手術を受けたMFレオ・シルバ(31)も同36分から約1カ月ぶりに復帰し、今季初めて3人が同時にピッチに立って勝利に貢献した。

 レオ・シルバは「関わってくれた全ての人に感謝。彼らの活躍はうれしいし、今の勢いの中で自分も負けないようにしたい」と笑顔。ペドロ・ジュニオールも「Jリーグにおいて、簡単に勝てる試合はない。ホーム、アウェー問わず、出来ていることを継続しないといけない」。首位柏レイソル戦(7月2日、柏)、4位ガンバ大阪戦(同5日、吹田S)と続く、上位陣とのアウェー3連戦でも、連勝継続を誓った。