北海道コンサドーレ札幌のFW都倉賢(31)が6日、来季の目標に20得点を掲げた。札幌・宮の沢で1回目の契約更改交渉に臨んだ。「どこかから10億円のオファーがあれば考えるけど」と冗談を交えながら、札幌残留に向けて「来年は2ケタと言わず、もっともっと20点に近づくようなゴール数」と宣言した。

 今季9得点。川崎、神戸時代を含め通算8度目のJ1参戦で、自己最多得点を挙げた。「J1である程度力を示せた」と手応えをつかんだ。初の2ケタに届かず「安定したパフォーマンスを、シーズン通して出し続ける」と意気込む。

 オフは見聞を広める。「いいメソッドがあれば取り入れる。食事とか自分の知識、インプットの時間にあてて、自分自身アップデートできるように」。昨オフ、陸上10種競技の日本記録保持者、右代啓祐(31)とトレーニングを行い「いいヒントを得た」という。連絡を取り合っており、年明けに練習拠点の国士舘大を訪ね、再びトレーニング方法などを学ぶ。さらに稲本や菊地と合同自主トレを予定しており、先輩からも吸収するつもりだ。

 ミハイロ・ペトロビッチ新監督(60)のもとでプレーするプロ14年目へ。「どう転んでも個人としては成長できる」と、自らの可能性を一番信じている。【保坂果那】