3月に2期目を迎える日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)が2日、「選挙制度の改革が目玉」と現行会長選の改革に強い意欲を示した。

 東京・JFAハウスで取材に応じ、2期目に目指す取り組みなどを説明。その中で2年に1度、評議員の直接選挙でトップを選ぶ方式に「これは相撲協会の批判ではありませんが、相撲を見ても分かる通り派閥争い、票固めでしこりを残す。いいのかどうか」。ほぼ同時刻に行われた同じ公益財団法人の理事選に触れつつ言った。2年前は原博実専務理事(当時)と一騎打ち。敗れた原氏がJリーグ副チェアマンに転じるなどした。今後、FIFAの意向も聞きながら間接選挙などの導入を模索する。また、2期目は一部日本代表選手への年金支給などにも前向きに取り組む。