ジュビロ磐田はアウェーで前節終了時18位ガンバ大阪に0-2。リーグ負けなしは4試合でストップした。

 敵地でリーグ2戦ぶりの勝利を目指した磐田だったが、いきなり先制パンチをくらった。0-0の前半4分。右CKのピンチを背負うと、G大阪MF遠藤の正確なボールをニアサイドで合わされ、ゴールネットを揺らされた。試合前、ゲーム主将のDF大井健太郎(33)は「(勝利には)先に得点を与えないことが大事。粘り強く戦いたい」とポイントを挙げていたが、序盤に痛い先制点を失った。

 追う展開を強いられたチームは、精彩を欠いた。同11分、MF中村俊輔(39)が左足ミドルを放つもシュートは枠外。同24分にも、FW川又堅碁(28)が反転から左足で狙ったが、ボールは相手GKの正面を突いた。同40分には、MF上原力也(21)のバックパスが奪われて決定的なピンチを招くなど、反撃の糸口を見つけられないまま前半を折り返した。

 会場に漂う嫌な雰囲気は、後半も変わらなかった。名波浩監督(45)は同11分、MF松浦拓弥(29)MF山本康裕(28)を同時投入。2人を起点に小気味良いパス回しを展開し、主導権を握った。だが、同26分、ゴール前のこぼれ球に反応した松浦の左足シュートはポストを直撃。すると、同41分にカウンターから決定的な2点目を失った。 7日の前節ホーム清水戦に続いて、決定力不足がのしかかり、今季3敗目を喫した。次節は、中3日で迎える15日のホーム鳥栖戦。まずは、1点を取りたい。【前田和哉】