ベガルタ仙台が、アウェーで湘南ベルマーレに0-3で敗れた。前半15分、CKから折り返しのボールをFW梅崎司(31)に押し込まれると、後半にもGK関憲太郎(32)がこぼれ球を押し込まれるなど、2点を追加され突き放された。第2戦は9日、ホーム(ユアテックスタジアム仙台、開始午後3時)で逆転突破を懸けて挑むが、湘南を無失点に封じてかつ3得点以上の快勝が最低条件という厳しい戦いに挑む。

 終了の瞬間、仙台イレブンがピッチに立ちつくした。激しい攻防戦となったが、ゴールが遠かった。0-2で迎えた後半ロスタイムに手痛い3点目のゴールを押し込まれ、息の根を止められた。

 立ち上がりから激しい肉弾戦となった。前半1分、MF関口訓充(31)が激しくチャージを受け開始早々にイエローカードが飛び出すなど反則スレスレの球際の攻防が続いた。関口は「前から来るのは分かっていたが、そこで外せないとしんどくなる。外すことができれば自分たちの流れにもなるので、そこが今の自分たちの課題」と振り返った。MF富田晋伍主将(31)は「結果は自分たちが招いたこと。ホームでやりかえすだけ。ここで簡単に自分たちの目標を捨てるわけにはいかない。ひっくり返すためにも、みんなで点を奪いにいく」と前を向いた。【下田雄一】