北海道胆振東部地震の影響で練習を中止していたJ1北海道コンサドーレ札幌が8日、札幌市内で練習を再開した。午前10時ごろから選手らがクラブハウスからグラウンドに姿を現し、ランニングからスタート。ミニゲームなど約2時間、汗を流した。

チームは1日の神戸戦(札幌ドーム)後、2~5日までオフで、6日から練習を予定していた。だが、地震によりクラブハウス内の停電が続き水道も一部使用できなかったため、2日間、練習を見送っていた。

7日ぶりの練習を終え、ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「1週間ぶりに選手と顔を合わせられてうれしかった。選手たちは休んでいたわりには、しっかりトレーニングしてくれた」と再会を喜んだ。「北海道で震災に遭われた方を心配している。心からお見舞いを申し上げたい。我々にできることがあればサポートしていきたい」と話していた。

この日、グラウンドの安全が確認できていないことを理由に、一般の練習見学は中止された。観客席への立ち入りはできなかったが、集まった50人以上のサポーターが、グラウンド外から練習を見守り、選手の元気な姿に、ほっとした様子だった。