横浜F・マリノスは20日、東京・文京区のJFAハウスで会見し、元経理担当社員が、2012年3月から18年4月までの6年間、収入印紙(額面総額約3300万円)を着服して換金し、私的に流用したことを発表した。

元社員は「選手やスポンサーとの契約書作成のために必要」と、クラブに収入印紙を買わせ、その収入印紙を金券ショップで換金し、高級クラブでの飲食代やデパートでの衣服購入代などに充てたという。

横浜は弁護士を起用した上、調査した結果、本人が認めたため、6月11日付で懲戒解雇した。さらに9月18日付で元社員と横浜間で公正証書を作成し、全額弁済していくことを取り決めた。会見に臨んだ塚本秀徳常務取締役は「弁済計画書通りに弁済するなら、警察に被害届を出す予定はない」と話した。