北海道コンサドーレ札幌のMF中野嘉大(26)が恩師との対戦を楽しみにした。チームは25日、札幌・宮の沢で全体練習を行った。30日の次節リーグ戦は、筑波大と川崎F時代の恩師・風間八宏監督(57)率いる名古屋とアウェーで対戦する。「みっともない姿は見せられない」と気を引き締めた。

プロ入りのきっかけとなった大切な存在だ。筑波大では入学から1年間指導を受け、基本でもある「ボールを止める、蹴る」をたたき込まれた。卒業後は同監督が指揮を執っていた川崎Fに入団。「風間さんのスタイルのチームで、自分が必要とされたのかもしれない。影響は大きかったと思う」。現在につながったことを感謝している。

いまでも対戦の度にあいさつを交わす。仙台時代の昨季は、名古屋戦でゴールも決めた。札幌に加入した今季、リーグ戦は2試合の途中出場のみ。「練習でアピールして、もっと長い時間出ないといけない」と力を込めた。【西塚祐司】