突然の監督交代に揺れるヴィッセル神戸は19日、神戸市いぶきの森球技場で20日アウェーの浦和レッズ戦に向けて非公開で最終調整した。

“再”初陣となる吉田孝行監督(42)は「非常に厳しい試合になる。ただ、われわれは戦いに行く。死ぬ気でいくしかない」と気合をみなぎらせた。

「バルセロナ化」の推進者として招かれたフアンマヌエル・リージョ監督(53)が今季わずか7試合で辞任。最近2連敗中で、3試合計9失点と厳しい状況にある。窮状を託された指揮官は「いろいろ付け加えるには時間がなさすぎる」とし「ここで(チームが)バラバラになってはサッカーにならない。ひとつにならなければ」と言った。

DF大崎玲央(27)も守備の要として責任を背負う。「世間はざわついているけど、自分たちはピッチでしか表現できない。ピッチで結果を残すだけ」と話した。