鹿島アントラーズからベルギー1部シントトロイデンに移籍するFW鈴木優磨(23)が16日、鹿嶋市内のクラブハウスで取材に応じた。現在はチーム間の基本合意に達している状態で、今後は現地でのメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ予定。

  ◇    ◇    ◇

移籍理由の1つは年齢。23歳の夏が海外移籍の最終期限と以前から決めていたといい、「早く国際市場に乗らないといけないという思いで、この移籍を決断しました」と説明した。

複数のオファーを受ける中でベルギー1部のシントトロイデンを選んだのは、「1個め(の移籍先)で土台を作らないと、Jリーグに戻ってくるという印象」という理由から。より試合に出られそうな環境が決め手となったようだ。

シントトロイデンからは、これまでもたびたびオファーを受けていたという。今夏も「トップストライカーがいない中で、第1希望で欲しいと言ってくれた」といい、負傷で今季出場ゼロという状況でも実力を認め、必要としてくれるクラブを選んだ形だ。

小学生時代から17年間を過ごした、愛着の強い鹿島だが、残留する選択肢はなかったという。「(鹿島は)自分の家だし、いろんな人にあたたかく接していただいたので、離れる気持ちもつらいですが、それよりも新しい挑戦を望んで行くので、みんなに成長した姿を見せられるように頑張ります」と、新たな挑戦に胸を弾ませた。